2018年の日記(54)
『ちゃんと出来ている』
おばちゃんは、マッハで引越し荷物をまとめた。
自分の腕さばきに千手観音をみた!
(湿布貼ってひいひい言ってたくせに!)
引越し見積りも無事終わり、しばし暇が出来たので、アルコール依存症の自助グループの仲間の皆様に、プレゼントをお渡ししようと思ったのだが、
メッセージカードを添えようと一つ一つ書いていたら。
引越しを決めてから初めて寂しくなった。
家族と別れるよりも。
皆様と離れる方が変な話、寂しい。
1週間、独りで色んな事を想い、時にはその想いに押し潰されそうにもなり。
1週間に一度の自助グループに行き、帰りには嘘みたいに曇った心のもやが晴れた事が何度も何度もあった。
家族の前では全然泣かないのに、皆様の前では子供のようにわあわあ泣けた。
泣いた後の心に虹を掛けて頂いた。
ムカついた事もあった。
憤りをぶつけた事もあった。
イライラしながら帰りにコンビニに寄って、お酒のコーナーを通り過ぎる刹那。
仲間の皆様の悲しんでいる顔が何故か脳裏に浮かび、お酒を手に取ることもなくレジに向かえた。
悲しい。すごく悲しいが。
ちゃんと悲しめている。
私、ちゃんと悲しむ事が出来ている!
お酒で鈍った感情が、戻りつつある。
皆様とまた会えるまでに、少しは成長しておかなくては。
晴れやかな顔で、会いに行こう!
ありがとうございました。皆様。
また。